昨日、高校サッカー選手権がTVerで全試合が観られるということを書いたのですが
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LIVEは観られるのはわかったのですが
果たして録画放送はちゃんと放送するのだろうか、
観られるとしていつから観れるのだろうか
と心配したのですが
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夜の7時頃にはこのように観られるようになっていました。
あー、よかった。
これで、コロナと雪で外に出られない札幌在住のヒッキー老人としては、決勝がある1月11日まで毎日高校サッカーを楽しむことができます。
さて、録画放送を楽しむにあたって一つだけ懸念があります。
この録画試合を楽しむための絶対条件は
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結果を知らずに観ること。
結果を知ってしまって観るのと知らないで観るのは雲泥の差があるのです。
だから、普段見ているyahooニュースとかトレンドとかを一切遠ざけなければなりません。
でも、いつもの習性でスマホのyahooとかトレンドのアプリをついクリックしてしまうのですよ。
これで過去に何度痛い目に会ったことか。
そこでスマホの定位置にあるyahooとトレンドのアイコンを
高校サッカーが終わるまでは別のところに隠しているのです。
ね、完璧でしょ。
これでほぼ大丈夫でしょう。
でも、こういう対策を打っても、情報がどこからか入ってしまうことが往々にしてあるのですよ。
その瞬間はこの世の終わりかと思えるほど落ち込むのですが
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あれは30年前の1992年1月のことです。
その年の高校サッカーは北海道代表の室蘭大谷が準々決勝まで勝ち進んだのです。
次の相手は、高校生ながら飛び級で五輪代表に選ばれた高田昌明や、高校生離れしたテクニシャンの鬼木(現川崎フロンターレ監督)のいる強豪の市立船橋です。
これに勝てば夢の国立競技場の舞台が待っています。
放送は平日の確か午後2時からでした。
僕は同じ職場のサッカー好きのタカナシくんと二人で、
上司のササコ部長の目を盗み
・・・
会社の1階ロビーのテレビでこの好カードを観戦していたのです。
ちなみにこの試合はLIVEではなく録画、いわゆる時間遅れの追っかけVで試合は既に終わっていたはずなのですが、スマホなどない時代です。
試合結果がどこからか入ってくるなど考えもしませんでした。
試合はブラジル帰りの室蘭の1年生エースの井幡(-名古屋グランパス)の芸術的ループで
ゴ~ル!
室蘭が先制します。
いーぞ。こりゃいけるぞ。
僕とタカナシくんは大盛り上がりです。
ところがその直後です。
ロビーのガラスドアが開き
・・・
一人のオンナが入ってきたのです。
オンナは後ろの自動販売機で飲み物を買うと、テレビにかじりついている僕たちの背後に立ち
・・・
こう言い放ったのです。
室蘭大谷なんか負けちゃったんだよーだ!
・・・
オンナは報道部の所属でいち早くこの試合の結果を知っていたのです。
一瞬何が起こったのかわからなかったのですが
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数秒後にすべてを理解した僕は、
ゆっくりと上半身をひねって後ろを向き、
低い位置からオンナの顔を眺めました。
かわいい顔をしてます
・・・
ヤマダくんはもうちょっかいを出したんだろうか
・・・
そして、ソファーから静かに立ち上がり、
オンナの目の前に立ち、
両手をその細く白い首に掛け
思い切り
ぎゅーううう
・・・
という衝動に駆られたのですが
・・・
オンナは何事もなかったようにそのままロビーを出ていってしまったのです。
そして、試合はオンナが言った通り、市船のロングスローにやられ1-2で逆転負けをしてしまったのです。
↑市船の2点目は、室蘭の12番がクリアしたボールが市船の小野のすねに当たってはね返りそのままゴールしてしまった。
あの悪魔のようなオンナの声は30年経ってもまだ耳に焼き付いています。
さて、今年の高校サッカーです。
劇的と言う言葉しか見当たらない昌平×高川学園戦をLIVEで観終わり、
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シアワセな気分でリビングルームでくつろぎながら、さて次はどの試合を観ようかとサカダイの選手権名鑑を読みながら考えていたのですが、
やはり飲酒事件の山辺(奈良)と東京Bを圧倒的な強さで勝ち抜いた関東一の試合が気になります。
飲酒事件の山辺はどんな気持ちで戦うんだろうか。戦うモチベーションはあるんだろうか。
などと思いを寄せながら、間もなく始まるであろう録画放送を待っていたのです。
すると、ソファに座ってスマホを観ていた妻が
(注)妻:サッカー好きで南野くん(リヴァプール)やダビド・シルバ(Rソシエダ)とかのイケメン系選手には興味があるが、高校サッカーにはあまり興味がない。
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ポツリと囁いたのです。
あら山辺、全然ダメだったねえ。
・・・
*山辺0-4関東一
<追記>
今日の午後2時から天皇杯の決勝「川崎×ガンバ大阪」が行われますが、
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30年前に準々決勝で室蘭大谷を破った市立船橋は、準決勝で東京代表の帝京と対戦し、
現川崎監督の鬼木が右サイドで帝京のDF二人を華麗なドリブルと股抜きで抜き去り、
エンドラインギリで入れたグラウンダーのクロスを鈴木が押し込み先制しましたが
その後帝京に同点にされ、
試合終了直前に帝京の松波(-ガンバ大阪)に逆転ゴールを許して敗退しました。
そして、帝京は決勝でレフティモンスター小倉(-名古屋を擁する四日市中央工業と対戦し、
2-2の同点で決着がつかず両校優勝となったのです。
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